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米ビザ:最大10億ドルの自社株買いへ-7-9月期は黒字

電子決済ネットワーク世界最大 手、米ビザは27日、最大10億ドル(約920億円)の自社株買い計画 を発表した。この日発表した2009年7-9月(第4四半期)決算は、 カード取引の増加が追い風となって黒字を計上した。

7-9月期の純利益は5億1400万ドル(1株当たり69セント、 希薄後)となり、訴訟関連の経費計上に伴う前年同期の3億5600万ド ル(同45セント)の赤字から黒字に転換した。一部項目を除いた調整 後の1株利益は74セントで、ブルームバーグがまとめたアナリスト 26人の予想平均72セントを上回った。

米失業率が10%に近づく中で、消費者の間で現金を使わず、デビ ットカードの利用を好む傾向が強まっており、これがビザや同業のマ スターカードがリセッション(景気後退)を乗り切る助けとなってい る。電子決済ネットワークが融資を扱わず、過去最悪のデフォルト(債 務不履行)の影響を免れていることも、ビザなどがカードを発行する 銀行よりも健闘する理由となっている。

ジョセフ・ソーンダーズ最高経営責任者(CEO)は「われわれ の事業の安定を示すごく初期の兆候が若干見え始めている」と述べた。

ビザ株の通常取引終値は前日比1.12ドル(1.5%)高の73.90ド ル。株価は時間外取引で一時、74.19ドルに上昇した。年初来騰落率 はプラス41%。

同社は、2010年度通期の純収入の伸びが11-15%のレンジの下限 になるとの見通しを示した。また、クラスA普通株1株当たりの利益 増加率が20%を超えると予測した。

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