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資産家ソロス氏:当局は「インフレの亡霊」への対策必要

資産家のジョージ・ソロス氏は 27日、ブダペストにある中央ヨーロッパ大学(CEU)で講演し、 金融市場規制の必要性について以下の通りコメントした。

「恒久的な改革を実行するには適切な時期ではない。金融システ ムと経済は均衡状態からかけ離れており、単なる修正措置では均衡に 近い状態に戻るのは不可能だ」

「短期的に行うべきことは、長期的に行うべきことと正反対だ。 最初は、信頼性を保った唯一の調達先である国家を利用して、消えた 信用を元に戻す必要があった。これは国家債務の増加とマネタリーベ ースの拡大につながった」

「経済が安定するのに伴って、信用の回復ペースに合わせてマネ タリーベースを縮小する必要がある。さもなければデフレはインフレ の亡霊に取って代わられることになる」

「われわれはまだ、細心の注意を要するこの作戦行動の第1段階 にある。銀行は穴から抜け出す道を確保しつつある。銀行の収益性を 今低下させれば、直ちに逆効果になるだろう。規制改革は、マネーサ プライを抑制する必要が生じる第2段階を待たねばならないし、景気 回復を阻害しないように慎重かつ段階的に実施する必要がある。ただ、 改革を忘れるわけにはいかない」

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