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インド中銀:法定流動性比率を引き上げ-引き締め開始示唆

インド準備銀行(RBI、中央銀 行)は27日、預金の一定額を国債などの流動性の高い資産で保有する ことを市中銀行に義務付ける比率である法定流動性比率(SLR)を 引き上げた。インフレが加速するなか、金融引き締めの始まりを示唆 した。

発表資料によると、RBIは今年度(2009年4月-10年3月)の インフレ見通しを5%から6.5%に上方修正したのに伴い、SLRを 24%から25%に引き上げた。政策金利は据え置く一方、今年度の経済 成長率見通しは、「上向きバイアス」としたうえで6%に据え置いた。

RBIのスバラオ総裁は発表資料で「現時点での判断バランスは、 調整された形で『出口』を順序付けることが適切であろう」と説明。 そうした動きにより、「回復過程が妨げられることなく、インフレ期待 が抑制され続ける」ことを確実にできるとした。

1930年代以来最悪の金融危機からインド経済を守るため、スバラ オ総裁は08年9月以来、国内総生産(GDP)の9%近くに相当する 5兆8500億ルピー(約12兆円)の資金を市場に供給した。同総裁は 27日、この資金を吸収することが「われわれの政策の土台における中 心的な課題だ」と述べた。

RBIはリバースレポ金利を3.25%に、レポ金利を4.75%にそれ ぞれ据え置くことを決め、預金準備率についても5%に据え置いた。 いずれもブルームバーグ・ニュースがまとめたエコノミスト24人の予 想中央値と一致した。

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