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ホンダ:今期予想増額、純利益1550億円-コスト削減など

国内2位の自動車メーカー、ホ ンダは27日、今期(2010年3月期)の連結純利益予想を従来の2.8 倍に上方修正すると発表した。日本や中国での四輪車販売やコスト削減 が想定を上回っているためで、前期実績との比較では従来の60%減益 予想から一転して13%の増益を見込むことになる。

ホンダは今期の純利益予想を従来の550億円から1550億円とし た。ホンダの近藤広一副社長は同日の決算会見で「日本と中国を含むア ジアでの四輪事業での売り上げ台数の増加、コストダウン効果や研究開 発費の減少などにより利益計画を上方修正した」と述べた。ただ、通期 の配当予想は32円のまま据え置いた。

四輪車の販売計画は329万5000台から340万台に増やした。地 域別では、日本が3万台、アジアは中国を中心に7万台の上方修正とな る。一方、為替レートは対ドルで91円から90円、対ユーロで127円 から129円に見直した。このうち下半期のレートは対ドル85円、対ユ ーロで125円とした。

通期の営業利益も従来の前期比63%減益予想から0.2%増益を見 込む。従来予想からは1200億円の増額修正。内訳は二輪、四輪車とも に販売計画を上方修正するなど売り上げ変動・構成で680億円、コス トダウン効果で300億円、販売管理費の減少で70億円、研究開発費の 減少で150億円となっている。

富国生命投資顧問の桜井祐記社長はホンダの業績動向について 「予想よりもかなり好調だった」としながらも、「景気が回復するかは 分からないので不透明な要素が多い」と指摘している。

ホンダの近藤副社長は、主力の米国市場について「当初思ってい たほどの改善はしていない。回復の兆しが見えてきたといえる状況にな い」と述べ、従来1050万台としていた今年の需要見通しを1000万台 に見直したことを明らかにした。一方、今期の国内四輪車の小売り台数 計画を68万5000台に3万台上方修正したことを明らかにした。

7-9月期の純利益は56%減

ホンダが同時に発表した第2四半期(09年7-9月期)連結純利 益は前年同期比56%減の540億円だった。主力の四輪車販売が欧米を 中心に減少したことや為替が円高で推移したことも響いた。

ブルームバーグ・ニュースが集計したアナリスト4人の予想中央 値では448億円の黒字が見込まれていた。同四半期配当は8円(前年 同期は22円)とした。

第2四半期の四輪車販売台数は前年同期比15%減の160万4000 台で、このうち日本が同2.1%増の28万6000台、北米が同28%減の 62万3000台、アジアが同3.1%増の43万8000台、欧州が同12%減 の14万2000台など。期中の為替レートは対ドルが94円(前年同期 108円)、対ユーロが134円(同161円)だった。

販売台数の減少など売り上げ変動・構成差で1263億円、為替影響 で797億円の営業減益要因になった。

--取材協力:上野きより、萩原ゆき Editor:Hideki Asai、 Takeshi Awaji

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