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モルガンSローチ氏:中国は景気刺激縮小に動かず-抑制の見方は誤り

【記者:Sophie Leung and Bernard Lo】

10月27日(ブルームバーグ):米モルガン・スタンレー・アジア のスティーブン・ローチ会長は27日、中国の過去に例を見ない大型 景気刺激策について、7-9月(第3四半期)の経済成長ペースが加 速したからといって、政府が抑制に動くと投資家が考えるのは誤りだ と語った。

ローチ会長は香港で行われたブルームバーグテレビジョンとのイ ンタビューで、「中国当局が本当にこだわっているのは唯一、社会の 安定だけだ。予期しない成長減速というマイナスの驚きに再び見舞わ れるリスクを冒すつもりはない」と説明した。

同会長の見解は、中国当局が早ければ今年末までに金融機関の預 金準備率の引き上げに動くと予想するクレディ・スイスやUBSのア ナリスト予想とは異なっている。中国の7-9月の国内総生産(GD P)伸び率は前年同期比8.9%と、1年ぶりの高い伸びとなった。

ローチ氏は中国が来年半ばには「銀行資金が賄う公共事業中心の 財政支出計画という成長の源泉に戻ることが見込まれる」と予想。中 国人民銀行(中央銀行)が今後数カ月以内に政策金利を引き上げるか どうかの見通しについては、「経済成長をめぐる当局の懸念を考えれ ば、短期的に実行可能だとは思わない」と指摘した。

人民元は完全な兌換通貨に

ローチ会長はインタビューでまた、中国の人民元は「最終的に は」完全な交換性を有する通貨になるとの見通しを示した。

同会長はこのほか、香港ドルの米ドルとのペッグ(連動)制は、 元の完全交換性が実現した後に「緩められるだろう」とし、現時点で のペッグ制廃止は論外だと述べた。

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