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山崎パン株が3カ月ぶり安値、低価格志向で販売低迷-通期下振れ警戒

パン業界トップの山崎製パン株が 一時前日比8%安の1106円と急反落、約3カ月ぶりの安値水準に沈ん だ。低価格製品への移行がさらに進んだ結果、主力の食品事業の利益が 減少している。デイリーヤマザキや不二家などの一部子会社も計画を下 回って推移し、通期業績の下振れなどが懸念された。午前終値は7.8% 安の1108円で、東証1部の下落率5位。

山崎パンが26日の取引終了後に公表した9カ月累計(1-9月) 決算によると、本業のもうけを示す連結営業利益は前年同期比14%減 の168億円となった。据え置かれた通期予想(260億円)に対する進 ちょく率は64.6%。

営業利益の内訳は、山崎パン単体が同1.9%減の137億円、子会 社群の累計が同44%減の31億円。食パンや洋菓子部門の売り上げは伸 びたが、主力の菓子パン部門が低単価化の影響を強く受け低迷、食品事 業全体で減益となった。

ゴールドマン・サックス証券の田中克典アナリストは26日付の投 資家向けリポートで、山崎パンの今期連結営業利益予想を252億円か ら235億円に下方修正、目標株価を1100円から1050円に下げた。田 中氏は、「麦価の下落により第4四半期(10-12月)の原料安効果は 40億円程度見込めると考えているものの、多くの部分は第3四半期 (7-9月)同様に売上減、ミックス悪化、販促増加などで相殺される だろう」と分析、第4四半期の増益幅が限定されると予測した。

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