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米国株は来年末までに「痛ましいほどの下げ」へ-GMOのグランサム

米資産運用会社グランサム・マ ヨ・バン・オッタールー(GMO)のチーフ投資ストラテジスト、ジ ェレミー・グランサム氏は、米国株は向こう1年間に「現在の水準か ら痛ましいほどの下げを演じる」との見通しを示した。期待外れの経 済統計と企業の利益率低下が背景。

グランサム氏はCMOのウェブサイトに掲載された四半期書簡 で、S&P500種株価指数のいわゆるフェアバリュー(適正価値)は 860だとの見方を示した。同指数は26日、前週末比1.2%安の

1066.95で取引を終えた。同指数は、米国の景気回復が企業業績を押 し上げるとの期待感から、3月に付けた12年ぶり安値から58%値上 がりしている。

グランサム氏は、2010年末までに「米国市場は恐らくフェアバ リューを下回る」とし、「金融を除く企業の利益率はなお平均を上回 っており、向こう7年間の不作年についてわたしが正しければ、間も なくそうした高利益を懐かしく振り返るだろう」と指摘した。

GMOは最近、ポートフォリオにおける株式配分を「ニュート ラル(中立)」水準の65%から62%に引き下げた。相場上昇が続い た場合、さらに引き戻す「余地」を残すためだという。グランサム氏 はまた、バブル入りする可能性のある新興市場株を選好すると述べた。

グランサム氏は2008年1月、現金へのシフトを推奨し、サブプ ライム(信用力の低い個人向け)住宅ローン問題は商業用不動産市場 に拡大すると予想した。同年10月には株式相場の急落を受け、長期 にわたる株式への弱気な見方を一時的に変更して安値水準での買いを 推奨した。GMOの運用資産は約890億ドル(約8兆2000億円)。

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