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積水化株1年ぶり上昇率、IT需要回復で上期一転最終黒字

積水化学工業の株価が大幅続伸。 原材料費用の低減とIT製品の需要回復を背景に、4-9月期と通期 (2010年3月期)の利益予想を上方修正した。業績底入れ・回復期待 が高まり、株価は一時前日比12%高の571円と、約1カ月半ぶりの高 値水準を回復した。上昇率は08年10月以来およそ1年ぶりの高さ。

積水化が26日発表した業績修正によると、4-9月期の連結純利 益は前年同期比79%減の20億円になったもよう。従来予想は20億円 の赤字だった。液晶ディスプレー材料などIT分野製品の需要が想定以 上に回復傾向にあったうえ、各事業部門で原材料コストの低減、経営効 率化策が進展した。

東海東京調査センターの細井克己アナリストは、「液晶材料を中心 に高機能プラスチック事業がある程度上振れるものの、住宅事業などの 不振で相殺されると見ていただけに、今回の上方修正はポジティブサプ ライズだ」と話した。

細井氏によると、各カンパニーで人員の割り振りや生産体制の見直 しなどの合理化が前倒しで進んだ結果、従来より利益が出やすい体質に なっているという。「住宅事業では太陽光パネルの搭載率が上がり、同 事業の利益率は足元で上昇傾向にあるようだ」と同氏はみている。

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