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中国当局は人民元上昇促す「予想外の行動」を、投機けん制で-UBS

UBSのエコノミスト、王濤氏 (北京在勤)は26日、中国はインフレを助長しかねない投機的資金の 流入を抑えるため、今回に限って直ちに人民元が上昇するのを容認し、 変動幅を拡大すべきだとの見方を示した。

王氏は電話取材で、「中国経済のファンダメンタルズ(基礎的諸 条件)は人民元上昇の必要性を意味している」と説明。「元高を見込 んで大量の投機資金が戻れば、中国人民銀行にとって流動性やインフ レの制御が困難になるだろう」と述べた。

中国経済は今年7-9月(第3四半期)までに1年ぶりの高成長 を回復し、輸出の減少ペースは9月に鈍化した。これを受けて、政策 担当者らは人民元が対ドルで再び上昇するのを容認するとの観測が高 まっている。中国国務院(内閣に相当)は21日、流動性の制御がます ます困難になっていると指摘し、金融政策決定でインフレ懸念が占め る比重が今後高まる見通しを示唆した。

王氏は、元が一方向だけに動くとの見方を打ち消すため、政策担 当者らは、元高が加速するとの観測が高まる前に「予想外の行動」を 起こすべきだと提言した。ただ、直ちにどの程度上昇すべきかについ ては言及しなかった。

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