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【個別銘柄】海運、自動車、中央三井、東ソー、アステラ、ノンバンク

材料銘柄の終値は以下の通り。

海運大手:川崎汽船(9107)が前日比6.4%安の353円、商船三井 (9104)が2.5%安の551円、日本郵船(9101)が2.5%安の347円。昼休 み時間中に、荷動きの鈍化や燃油高などを理由に通期(2010年3月 期)業績予想をそれぞれ下方修正し、午後の取引で売りが膨らんだ。

原油関連銘柄:国際石油開発帝石(1605)が1.6%安の77万8000 円、三菱商事(8058)が同5.5%安の1962円など。ドルが対ユーロで 14カ月ぶりの安値から上昇、商品投資に対する魅力が薄れたとして26 日のニューヨーク原油先物相場は1カ月ぶりの大幅安となった。在庫評 価益や販売価格に対する期待が後退した。

自動車大手:トヨタ自動車(7203)が1.4%安の3600円、ホンダ (7267)が1.9%安の2845円。この日の取引終了後にホンダが上半期 (4-9月)決算発表を行う。米自動車メーカーの米国内での販売鈍化 が鮮明となる中で、下半期の販売を見極めたいとの見方が多かった。

中央三井トラスト・ホールディングス(8309):午後に急上昇。日経 テレコンがこの日午後2時30分、中央三井Hと住友信託銀行(8403)が 2011年春をめどに経営統合する方針を固めたと報道し、買いが膨らん だ。東京証券取引所は午後2時36分、両銘柄の売買を一時停止した。 住友信託の売買停止直前の株価は1.8%高の500円、中央三井Hは

7.9%高の367円。

東ソー(4042):7.5%高の244円で、東証1部上昇率ランキング 3位。午後1時に2010年3月期業績予想を下方修正したものの、事前 のアナリスト予想平均を上回る目標数値が示されたため、買いが優勢と なった。新しい連結営業利益予想は前回予想より20%低い200億円。 アナリスト10人の事前予想の平均は116億円だった。

金融株:東証1部銀行指数は0.9%安の140.18。米銀大手バンク・ オブ・アメリカの増資観測から26日の米国株式市場で金融株が急落し た流れを受けた。三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)は

1.1%安の465円、三井住友フィナンシャルグループ(8316)は1.6%安の 3090円、野村ホールディングス(8604) は2%安の641 円。

日本高純度化学(4973):8.5%安の32万4000円。一時9.3%安ま であり、7月7日(9.3%安)以来、およそ3カ月半ぶりの下落率を記 録した。26日発表の上半期(4-9月)決算で、利益は従来計画を上 回ったが、通期予想を据え置いたことが失望売りを呼んだようだ。

アコム(8572):7.5%安の1186円。一時1165円と、株式分割な どを考慮したベースで最安値を付けた。ノンバンクの現在の利用者の 50%が来年半ばに導入される過剰貸付規制に抵触することが、日本貸金 業協会が26日にまとめた調査で分かった。これまで融資を受けていた 利用者が借りられなくなる事態が起き得るとの懸念が浮上、プロミス (8574)や武富士(8564)なども売りに押された。

アステラス製薬(4503):6.7%安の3340円。バークレイズ・キャピ タル証券は26日付で、投資判断を「イコールウエート」から「アンダ ーウエート」に1段階引き下げた。依田俊英アナリストは「主力の免疫 抑制剤『プログラフ』が後発薬の影響を予想以上に受けている」と分析 している。

日立製作所(6501):2.3%高の306円。リストラ効果が出始めた ほか、ハードディスク駆動装置(HDD)事業の収益改善が寄与、10 年3月期の連結最終損益は2300億円の赤字となる見通し。前回予想 2700億円からは400億円の赤字縮小となり、業況好転を評価する買い が優勢となった。

富士フイルムホールディングス(4901):6.6%高の2600円。液晶 テレビの保護膜などに使われるトリアセテートセルロース(TAC)フ ィルムが伸びており、業績改善期待が高まった。野村証券は26 日付で 投資判断を「2(中立)」から「1(買い)」に引き上げた。新しい目 標株価は3150円。

信越化学工業(4063):4.3%安の5080円と続落。27日午後に上半期 (4-9月)決算を公表した際、雇用情勢の悪化や円高による悪影響な どを理由に通期業績予想の公表を見送った。先行きを警戒する売りが継 続し、半月ぶりの安値水準に。

大平洋金属(5541):6.1%安の712円。ゴールドマン・サックス証 券は26日付で新規に調査を開始、目標株価を660円と設定し、投資判 断を「売り」とした。ニッケル価格の今後の下落に伴う業績、バリュエ ーションの低下に警戒感を示している。

栄研化学(4549):午後1時の業績発表を受けて急落。3.3%安の 1058円で取引を終えた。豚インフルエンザ(新型インフルエンザ)の 検査キットなどを手がかりに株価は4月以降堅調に推移してきたが、上 半期決算が計画を若干下回ったほか、通期業績予想の変更がなかったた め、失望売りが出たようだ。

日本光電(6849):14%高の1507円で、東証1部の上昇率1位。 売上構成の変化による粗利率の改善などを理由に、4-9月期の利益水 準が従来計画から上振れたようだ、と26日に発表。JPモルガン証券 が判断「オーバーウエート」を継続、目標株価を引き上げたことも、株 価の先行きに対する強気の見方につながった。

積水化学工業(4204):6.1%高の541円。一時571円と9月10日 以来の高値水準に戻した。原材料費用の低減とIT製品の需要回復が予 想を上回ったことを理由に、26日付で10年3月期連結営業利益予想を 275億円から300億円に9%上方修正した。

ミヨシ油脂(4404):5.6%高の150円と急騰。日清オイリオグループ と山崎製パンに対し、第三者割当増資を行うと前日に発表、両社と業務 提携することでも基本合意した。収益改善と財務基盤の強化につながる と評価された。

ホクト(1379):3%高の2075円。生活防衛意識から消費者の 「内食」傾向が続いたほか、原材料の価格が安定したことで、上半期 (4-9月)の連結営業利益は13億3300万円となったもよう。54%の 減益予想が一転、37%の増益になった。

山崎製パン(2212):6.7%安の1122円。低価格製品への移行が進 んだ結果、主力の食品事業の利益が減少、1-9月期の連結営業利益は 前年同期比14%減の168億円となった。据え置かれた通期計画(260億 円)に対する進ちょく率は64.6%で、計画達成が懸念された。

サンリツ(9366):6.3%安の580円と急落。貨物取扱量が大幅に減少 しており、10年3月期の業績予想を大幅下方修正すると26日に発表し た。収益環境の厳しさを嫌気した売りに押され、一時12%安の542円 と、5月25日以来約5カ月ぶりの安値を更新した。

日本電産コパル電子(6883):4.9%安の549円。26日に発表した 上期(4-9月)の連結営業利益は前年同期比64%減の6億8200万円 だった。第1四半期に比べると増収傾向にあるが、電子回路部品、圧力 センサ、アクチュエータなど全部門での前年同期に比べた売り上げ減少 が響いた。前期比17%減の23億円とする通期計画は維持。

佐世保重工業(7007):4.5%高の211円。鉄鋼価格の下落で上期 (4-9月)連結営業利益は40億円と、従来計画の2倍に達したもよ うと発表、採算改善を評価する買いが膨らんだ。

グリー(3632):2.8%高の5180円。一時5300円と9月24日の上 場来高値5330円に接近。大手通信事業者との連携やテレビCMなどで のプロモーション拡大で交流サイト「GREE」のユーザー数が増加、 第1四半期(7-9月)の営業利益は前年同期比2.8倍の39億円とな った。据え置かれた通期計画(140億円)に対する進ちょく率は28%。

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