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ノルウェー中銀:あす利上げの公算-欧州で初、景気刺激解除へ

【記者:Josiane Kremer】

10月27日(ブルームバーグ):ノルウェー中央銀行は28日開く政 策決定会合で政策金利を引き上げ、欧州の中央銀行としては初めて、 金融政策による景気支援の解除に動く公算が大きい。同国中銀の政策 担当者は、同国経済の回復の進展を促すかじ取りを行っている。

ブルームバーグが実施した調査によれば、主要政策金利である翌 日物預金金利が現行の年1.25%から1.5%に0.25ポイント引き上げら れると予想するエコノミストは、20人中19人に上った。残る1人は

1.75%への引き上げを予想した。中銀の決定は、28日現地時間午後2 時(日本時間同日午後10時)に発表される。

世界5位の原油輸出国であるノルウェーは今年4-6月(第2四 半期)にリセッション(景気後退)脱出に成功した。石油業界への投資 や国内総生産(GDP)の4.7%規模の景気刺激策、過去最低水準の 金利が内需回復を促した。

先月の総選挙で勝利し、中道左派連立政権を維持した同国のスト ルテンベルグ首相は、景気回復が緒(ちょ)に就いた後も、来年の政府 支出を財政規律のガイドラインを上回る水準に増やすことを約束して いる。

ロンドン在勤のUBSのエコノミスト、スニル・カパディア氏は 「ノルウェー中銀は今月利上げし、その後来年末までに政策金利を 4%前後に引き上げることになると思う」と話す。

北欧諸国で唯一欧州連合(EU)に加盟していないノルウェーの 9月の失業率は欧州で最も低い2.7%に低下。小売売上高も前年同月 比で3カ月連続の増加を記録した。財務省の試算によれば、物価変動 を考慮しない住宅価格は金融危機以前のピークを回復しており、政府 の景気刺激策の行き過ぎた影響を抑えるため、金利の引き上げが必要 になっている。

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