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PIMCOのグロス氏:資金の移動先は新興市場-米国上回る成長へ

米パシフィック・インベストメ ント・マネジメント(PIMCO)で世界最大の債券ファンドを運用 するビル・グロス氏は26日、新興市場の成長は先進国を抜くとの見 通しを示した。

グロス氏はカナダのCBCテレビとのインタビューで、「アジ アであれ、オーストラリアであれ、その他関連諸国であれ、新興国は 成長という点で勝る見込みだ」と述べ、「いずれ資金の移動先とな る」と主張。資金は「世界の新興かつ高成長地域に移動するはずだ」 との見通しを重ねて示した。

グロス氏はまた、米国など先進国の経済は「ニューノーマル (新たな標準)」という事態に直面していると指摘。「米国、そして カナダを含む、まさに世界経済がレバレッジ解消、再規制、そして、 貿易規制拡大という点では、ある程度はいわゆる非グローバル化の影 響を受けることになる」とし、「そうしたすべてが、過去の標準より 低成長を意味すると考える」と語った。

グロス氏はさらに、インフレは懸念していないと述べ、0- 1%のレンジが「数年間」にわたって続くと予想した。その理由とし て、「生産面だけでなく明らかに雇用面でも著しい過剰能力がある」 とし、「向こう1、2年、あるいは3年間、失業問題が続くと見込ま れ、その可能性がインフレの可能性を押し下げる」との見方を示した。

PIMCOの投資対象に株式ファンドを加えることについては 「理にかなった動き」で債券への「弱気を示す」ものではないと言明 した。ただ、米連邦準備制度理事会(FRB)による債券購入プログ ラム終了を控えて、米国債保有について「いくらかの懸念」を抱いて いると語った。

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