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債券先物デッドクロス、8月安値更新で137円割れも―テクニカル分析

債券先物市場では、中心限月12 月物が弱気相場入りを示すデッドクロスとなり、下げ圧力が強まってい る。三菱UFJ証券の稲留克俊債券ストラテジストは、テクニカル分析 の観点から下値支持線の8月安値を下回ると137円割れを試すという。

デッドクロスは、短期の移動平均線が長期のそれを上から下に交わ る状態で、相場のトレンドが下降転換したことを示唆する。先物12月 物の5日移動平均線は今月16日に、21日線を下回った。26日には5日 線が90日線を下回り、今月2回目のデッドクロスとなった。12月物の 27日終値は前日比13銭安い137円86銭。

稲留氏は、「5日線と90日線とのデットクロスも売り材料に弾み をつけるだろう」と指摘。先物12月物の下値支持線としては、8月10 日につけた安値の137円13銭になると説明した。

MACD(移動平均収束拡散法)とパラボリック(価格の高値と安 値に着目し算出したSARという値から売買タイミングを判断する方 法)でも売りサインが継続して出ていることを挙げて、「債券先物の下 げ余地が広がっている感じだ」と語った。

債券先物相場は、連日で8月半ば以来の安値を更新するなど、足元 の下げのスピードが速い。このため、稲留氏は、「来月ぐらいに137円 13銭を試すこともあり得る」とみる。同支持線を下抜けした場合、フ ィボナッチの23.6%に相当する136円台半ばも視野に入るという。

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