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イッシング氏:財政赤字がユーロ安定にとって大きな問題に

:欧州中央銀行(ECB)の元理 事(チーフエコノミスト)、オトマー・イッシング氏は26日、世界的 なリセッション(景気後退)が終息するなかで、ユーロ圏の財政赤字 はユーロにとって「大きな問題」になるだろうとの認識を示した。

イッシング氏はロンドン・スクール・オブ・エコノミクスでの討 論会で、「現時点では、危機に対応するため財政赤字を計上する理由は 受け入れられる。しかし、それが終わればユーロの安定と財政規律に とって大きな問題になるだろう」と語り、「緊張は高まっている」と述 べた。

欧州連合(EU)の閣僚らは今月、年間0.5%ずつの財政赤字削 減を遅くとも2011年までに開始する方針を示した。これについてイッ シング氏は「スピードが遅過ぎる」と述べた。

欧州委員会の5月の見通しによると、EU加盟27カ国のうち少な くとも20カ国は今年と来年、財政赤字を対国内総生産(GDP)比3% 以下に抑えるという目標を達成できない見通しだ。各国政府が数百億 ユーロを国内の景気対策に振り向けたことが背景にある。

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