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カナダ・ドル:対米ドルで3週ぶり安値-カナダ中銀総裁発言などで

26日の外国為替市場で、カナダ・ ドルは米ドルに対してほぼ3週間ぶりの安値に値下がりした。カナダ 銀行(中央銀行)のカーニー総裁が、カナダ・ドルの上昇は行き過ぎ との懸念をあらためて示したことや、原油や株式相場の値下がりが手 掛かりとなった。

カーニー総裁はこの日モントリオールで講演し、金融当局の予想 以上に強いカナダ・ドルは「成長に相当の重しとなり、物価に対して 一段の下げ圧力になる」恐れがあると指摘。同総裁は景気見通しを据 え置くとともに、2010年6月まで過去最低水準の政策金利を維持する 方針をあらためて表明した。

カナダ中銀は先週、金融政策決定会合と四半期経済見通しで、自 国通貨高は景気回復の脅威になるとの認識を示した上で、カナダ・ド ルの対米ドル相場の2011年までの予想を1カナダ・ドル=0.96米ド ルと、7月時点の0.87米ドルから引き上げている。

ロイヤル・バンク・オブ・カナダ(RBC)のアシスタント・チ ーフエコノミスト、ポール・ファーレー氏(トロント在勤)は「恐ら くカナダ中銀の発言の影響で」、カナダ・ドルは押し下げられるだろう と指摘。「カナダ中銀は、利上げ開始を正当化する経済状況ではないと 非常に明確に表明した。市場は3月の利上げを織り込み始めていたが、 中銀の発言はこの見通しを後退させた」と語った。

カナダ・ドルはトロント時間午後4時42分(日本時間27日午前 5時42分)現在、前週末比1.5%安の1米ドル=1.0694カナダ・ドル (1カナダ・ドル=0.9351米ドル)。前週末は1.0538カナダ・ドルだ った。一時は1.0697カナダ・ドルと、今月6日以来の安値を付けた。

カナダ国債市場では、10年物国債(表面利率3.75%、2019年6 月償還)の利回りが5ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上 昇し、3.54%だった。価格は37セント下げて101.66カナダ・ドル。

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