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米AIG、一段の幹部人材流出も-政府監督官が大幅な報酬カット勧告

米保険会社アメリカン・イン ターナショナル・グループ(AIG)は、米政府が任命した企業幹部 報酬特別監督官、ケネス・ファインバーグ氏が打ち出した給与削減や ボーナス制限措置により、幹部人材をさらに失う可能性がある。同社 では過去1年に、最も高い報酬を得ていた幹部の半数が退社した。

ファインバーグ氏が先週公表した勧告によると、AIG幹部のう ち12人の現金給与は91%減額される。同社金融商品部門の5人の 幹部のボーナスは支払いが見送られる。同部門のデリバティブ(金融 派生商品)業務は08年のAIGの約1000億ドル損失の主因となっ た。

投資銀行ヘクサゴン・セキュリティーズのマネジングディレクタ ー、デービッド・ヘブンズ氏は、「AIG金融商品部門のポジション 解消作業で今後に多くの難しい作業があるならば、規制は結局、悪い 結果を生むかもしれない。複雑な業務は高い専門性を必要とするから だ」として、「こうした専門的知識を持った人間はたいてい、安い報 酬には納得しない」と指摘した。

AIGのベンモシュ最高経営責任者(CEO)は、デリバティブ 取引解消の作業や、政府からの1823億ドルを含めた債務返済に向け 売却を図っている事業の価値保全のため、人材の引き留めが必要。フ ァインバーグ氏は、AIGなど米政府から救済資金を受け取った企業 の金額上位25人の報酬について監督権限を持つ。

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