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米デルタ航空:ロビイスト採用-JALとの資本・業務提携で

米デルタ航空が経営再建中の日本航 空との資本・業務提携の実現に向け、日本で戦略PR会社を起用したこ とが明らかになった。複数の関係者によれば、デルタは今後このPR会 社を通じて与党政治家や関係省庁、アナリスト、マスコミにデルタ-日 航提携のメリットをアピールするなどロビー活動を展開していく。

デルタは今月、米セントルイスに本社を置くフライシュマン・ヒラ ードを起用した。フライシュマンは1946年に創設された世界最大級の戦 略コミュニケーション会社で、日本でも当時野党だった民主党が2005 年の衆院選前に戦略上のアドバイス受けていた。

日航の再建をめぐっては、政府や民間金融機関が財務面を中心に支援 策を詰めている一方で、具体的な収益拡大につながる他社との事業・資 本提携なども焦点となっている。デルタによる戦略PR会社の起用で日 航との提携拡大を目指す米アメリカン航空などとの競争が激しくなりそ うだ。

野村証券金融経済研究所の村山誠シニアアナリストは、「デルタは JALに自身のスカイチームに来て欲しいと考えている一方、アメリカ ンは現在のアライアンスから抜けられたら困ると考えている」と述べ、 競争の激化について分析した。また、JALとデルタ、またはアメリカ ンとの提携について、「コードシェアによる利便性の向上とコスト削減 効果があり、双方にポジティブだ」 と述べた。

ノースウェスト航空を昨年買収したデルタは、ニューヨーク、サン フランシスコ、ホノルルなど9つの米国ルートから日本に就航している 。一方、アメリカンは米国4都市から乗り入れている。

デルタとアメリカンは今月初旬までに経営トップが来日し、事実上 途絶えていた日航との協議を再開した。両社首脳は早ければ今月中にも 再び来日する計画だという。

デルタの太平洋地区の松元涼子広報担当はJALにおける協議につ いてコメントを控えた。また、フライシュマンの広報担当もコメントし ていない。

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