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DIC株が急騰、家電向け樹脂好調で業績予想増額-年間配当も実施

インキ世界大手のDICの株価が 急騰。中国の需要喚起策などを追い風に家電製品の需要が拡大、同社が 手掛ける家電向け合成樹脂が想定以上に伸びている。会社側が23日付 で今期(2010年3月期)業績予想を引き上げたほか、未定としていた 年間配当も実施すると表明したため、買いが優勢となった。

午前終値は前週末比11高の144円で、東証1部上昇率ランキング 7位。出来高は既に649万株に達し、23日の終日出来高451万株を大 きく上回った。

23日公表の業績増額修正によると、今期の連結営業利益は前期比 21%減の200億円になる見通しで、前回予想(150億円)から50億円 (33%)の引き上げ。上半期(4-9月期)の営業益は計画を52億円 上回る77億円となったもようだ。通期純損益は25億円の赤字となる予 定で、前回予想(40億円の赤字)から15億円の赤字幅縮小となる。

会社側は期初、今期の配当予想を未定としていたが、足元の業績を 踏まえて上半期末で1株あたり2円、期末で2円の計4円を見込むこと にした。

大和証券SMBC金融証券研究所の竹内忍シニアアナリストは「マ ーケットの期待を上回る業績増額修正だったため、短期的には株価も強 含むだろう」とみている。

ただ竹内氏は、原材料高や欧米インキ需要の減退などが懸念される ため、下半期業績目標の達成は楽観視できないとも指摘、「円高でBP S(1株あたり純資産)が目減りするリスクへの警戒が必要」と述べて いた。

DICの総合画面  {4631 JP <Equity> BQ}

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