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日本と豪州:異なる東アジア貿易圏構想を提案-東アジア首脳会議

日本とオーストラリアは16カ国 が参加してタイで開かれた東アジア首脳会議(サミット)で、異なる 東アジア貿易圏構想を提案した。米国の果たす役割という点で、両国 の提案は見解を異にしている。

ラッド豪首相は、米国やインドを含む「アジア太平洋共同体」構 想を表明した。一方、鳩山由紀夫首相は、参加国が未定の「東アジア 共同体」を提案した。外務省の児玉和夫・外務報道官が25日、明らか にした。

タイのアピシット首相は25日、政府が経営権を握るMCOTが運 営するテレビとの定例インタビューで、「日本と豪州はともに、より広 域の共同体を提案した。これはわれわれにとっての試金石だ」と表明。 東南アジア諸国連合(ASEAN)は「より大きな共同体に加わる際 に、しっかり結束する必要がある」と述べた。

こうした提案は、米国の影響力や経済支配について域内の見解の 相違を浮き彫りにするものだ。今回のサミットで議長を務めたアピシ ット首相は、域内の財・サービスに対する欧米の需要に頼るモデルは 「将来に向けて、もはやわれわれの役に立たないだろう」と説明した。

ニューサウスウェールズ大学(キャンベラ)のカーライル・A・ セイヤー教授(政治学)は「日本は自国が主要なプレーヤーにとどま り、中国が優位に立たないようにしたい考えだ」とした上で、「豪州は 米国が域内への影響力を維持することを懸念している」と指摘した。

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