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今週の米経済:7-9月GDPはプラス成長、2年ぶりの高い伸びか

【記者:Timothy R. Homan】

10月25日(ブルームバーグ):今週発表の米経済指標は、景気刺 激策の効果もあって1930年代以来で最悪のリセッション(景気後退) が終息に向かう中、2009年7-9月(第3四半期)の米経済成長が過 去2年で最も速いペースとなったことを示す公算が大きい。

ブルームバーグ・ニュースがまとめた65人のエコノミスト予想 (中央値)によると、第3四半期の実質GDP(国内総生産)速報値 は前期比年率3.2%増となる見込みだ。また、新築住宅販売件数と耐 久財受注はともに増えるものと予想される。

7-9月期は自動車買い替え奨励策と初回住宅購入者対象の税控 除といった政府プログラムが奏功し、消費者の自動車や不動産購入の 動きが活発化した。需要拡大に伴い在庫の縮小が続いていることで、 失業率が上昇する中にあっても、これが企業の生産ペース引き上げを 促し、来年にかけて景気回復の持続を支える見通しだ。

ムーディーズ・エコノミー・ドット・コムのディレクター、ジョ ー・ブラスエラ氏は「景気回復は悪くないがぱっとしないスタートを 切った」とした上で、「在庫のさらに大幅な削減は第3四半期の成長 の重しとなるだろうが、より長期的で力強い製造業の景気好転をお膳 立てする」と説明した。

GDP統計は商務省が29日に発表する。4-6月期まで4四半期 続いたマイナス成長は、1947年に統計が開始されて以来で最も長い。 6月までの1年間のGDP減少率は3.8%と、70年ぶりの大幅な落ち 込みとなった。

7-9月期PCEは3.1%増か

第3四半期の個人消費支出(PCE)は前期比年率3.1%増と、 07年1-3月(第1四半期)以来の高い伸びとなる見込みだ。商務省 が30日に発表する9月の個人消費支出は、乗用車販売が8月に1.3% 増と、01年以降で最大の伸びを記録した後、減速したため、前月比

0.5%の減少が予想される。

商務省が28日に発表する9月の新築住宅販売件数は前月比2.6% 増加し、年率44万件と08年8月以来の高水準となる見込みだ。

10月27日に発表される8月のS&P/ケース・シラー住宅価格 指数は低下の見通し。商務省が28日発表する9月の耐久財受注は前月 比1%増と予想される。

民間調査会社コンファレンス・ボードが27日発表する10月の消 費者信頼感指数は53.5と、前月の53.1から上昇する見通し。

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