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バークレイズ:丸紅の石油製品トレーダーを採用-デリバティブ拡大

英銀バークレイズ傘下のバークレ イズ・キャピタル証券は、丸紅で石油製品の取引を担当していた小田 裕之氏(35)を採用した。同氏はバークレイズのコモディティーズ部 に入社する。複数の関係者が匿名を条件に明らかにした。

同社は石油元売りや商社との間のスワップ取引拡大を狙う。国内 石油各社は2008年、原油の仕入れコストを基に決定していた石油製品 の価格決定方式を、国内の先物や現物市場の価格に連動する方式に変 更した。価格の乱高下が精製・販売事業の収益に与える影響がより高 まった結果、変動リスクのヘッジに注目が集まっている。

ニューエッジ・ジャパンの長谷川健エネルギー部チームマネジャ ーは「ここ数年、価格の乱高下はあるものの欧米の金融機関ではコモ ディティー関連事業が利益を出しており、今後コモディティー事業が 収益の柱のひとつとなるのは間違いない」と指摘した。

ブルームバーグのデータによると、アジアの指標となるシンガポ ールの軽油価格は、2008年7月3日に1バレル=180.85ドルの過去最 高値まで上昇した後、09年3月12日に付けた44.20ドルまで急落。 現在(10月23日時点)は86.40ドルまで反発している。

小田氏のほか、丸紅からは過去に内田屋聡氏がバークレイズに移 籍している。バークレイズの報道担当は、この件に関しコメントを控 えた。丸紅の広報担当も規定に基づき社員情報については非公表とし ている。

小田氏は丸紅に約12年勤務。石炭や石油製品など、おもにエネル ギーの取引を担当した。

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