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10月23日の欧州マーケットサマリー:株下落、決算と英GDPに失望

欧州の為替・株式・債券・商 品相場は次の通り。(表はロンドン午後6時現在)

為替 スポット価格 前営業日 ユーロ/ドル 1.5036 1.5033 ドル/円 91.96 91.30 ユーロ/円 138.28 137.24

株 終値 前営業日比 変化率 ダウ欧州株600 244.89 -1.34 -.5% 英FT100 5,242.57 +35.21 +.7% 独DAX 5,740.25 -22.68 -.4% 仏CAC40 3,808.24 -12.61 -.3%

債券 直近利回り 前営業日比 独国債2年物 1.38% +.00 独国債10年物 3.35% +.05 英国債10年物 3.68% -.03

商品 直近値 前営業日比 変化率 金 現物午後値決め 1,061.75 +8.75 +.82% 原油 北海ブレント 79.16 -.35 -.44%

◎欧州株式市場

欧州株式相場は下落。ベルギーの通信会社モビスターが発表した 7-9月期(第3四半期)決算が失望する内容だったことから、通信 株が売りを浴びた。原油相場の下落を背景にエネルギー銘柄が下落し たほか、英経済が7-9月期に予想外にマイナス成長となったことも 材料視された。週間ベースでもマイナスとなった。

モビスターは過去8カ月で最大の下げとなった。同社の7-9月 期利益がアナリスト予想を下回ったほか、初めて契約者数が減少した ことがきっかけ。スペインの石油会社、レプソルは1.3%下げた。こ の日の原油相場は続落。アイルランドの製薬大手エランは20%の大 幅安。多発性硬化症向け治療薬「ティサブリ」が致命的な脳疾患の 23件と関連性があることが明らかになったことが嫌気された。

ダウ欧州600指数は前日比0.5%安の244.89で終了。一時は

1.4%上げる場面もあった。前週末比では0.3%下げた。同指数は3 月9日の水準からは55%上げている。ブルームバーグのデータによ れば、同指数の株価収益率(PER、実績ベース)は50倍強と、 2003年以来の高水準に達している。

エコノミスト予想では、フランスやドイツ、香港、ニュージーラ ンドに続いて英国もリセッションから脱却すると見込まれていたが、 この日発表された7-9月期の国内総生産(GDP)では前期から悪 化し、6四半期連続のマイナス成長となり、統計上最長のリセッショ ンを記録した。

ショレデュポン・ジェスティオン(パリ)のファンドマネジャー、 キリアン・ドカルタンギイ氏は、「一部銘柄のバリュエーションは割 高になった。市場は一休みする必要がある」と語った。

23日の西欧市場では、18市場中13市場で主要株価指数が下落 した。ダウ・ユーロ50種指数は前日比0.6%安、ダウ・欧州50種 指数は0.7%下げた。

モビスター、BTグループ

モビスターは4.7%安、英電話最大手のBTグループは3.2%下 げた。ダウ欧州600指数の通信銘柄は1.7%安と、19産業グループ の中で最大の下げを記録した。

◎欧州債券市場

欧州債市場ではドイツ10年債が週間ベースで3週連続で下落。 10月のユーロ圏景気総合指数(速報値)が22カ月ぶり高水準に上昇 し、景気回復の新たな兆候が示されたことが背景。

独10年債利回りは1カ月ぶりの高水準となった。同国のIfo 経済研究所が発表した10月の独企業景況感指数は13カ月ぶりの高 水準に上昇。投資家の間では、欧州中央銀行(ECB)が来年早々に も利上げに踏み切るとの観測が高まっている。

野村インターナショナルの欧州金利戦略責任者、チャールズ・デ ィーベル氏(ロンドン在勤)は、「国債の値動きは非常に荒く、短期 的な要因に基づいている」と述べた。

ロンドン時間午後5時現在、独10年債利回りは前日比5ベーシ スポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の3.35%。一時は9月 24日以来の高水準となる同3.36%を付ける場面もあった。同国債 (表面利率3.5%、2019年7月償還)価格は0.38ポイント下げ

101.21。2年債利回りは2bp上昇の1.39%。

◎英国債市場

英国債相場は上昇。英経済が7-9月(第3四半期)にリセッシ ョン(景気後退)から脱却できなかったことを受け、利上げ観測が後 退したことが背景にある。

英政府統計局(ONS)が23日発表した7-9月期の国内総生 産(GDP)は前期比0.4%減となった。エコノミスト予想では

0.2%増が見込まれていた。

RIAキャピタル・マーケッツの債券ストラテジスト、ニコラ ス・スタメンコビッチ氏は、GDP統計が「国債の買い戻しにつなが った。多数の投資家がプラス成長を見込んだ持ち高を形成していたが、 マイナス成長だったことから国債相場は上昇に転じた」と説明した。

2年債利回りは前日比5ベーシスポイント(bp、1bp=

0.01%)低下の0.89%。10年債利回りは3.67%と、前日から4 bp下げた。利上げ観測が後退し、金利先物3月限は7bp低下し

0.84%となった。

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