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IMF:中南米は財政刺激策巻き戻しを-メキシコ成長予想を引き下げ

国際通貨基金(IMF)は23日 発表した経済見通しで、来年に向けて景気回復の勢いが強まっている 中南米・カリブ海地域について、金融政策を調整する前に財政による 景気刺激策の巻き戻しが必要だとの認識を示した。

IMFは同地域の経済成長率が今年はマイナス2.6%となるもの の、2010年は2.9%のプラス成長に転じるとの見通しをあらためて示 した。金融危機で深刻な打撃を受けたメキシコについては、来年はプ ラス3.1%とし、今月1日示したプラス3.3%から引き下げた。コロン ビアに関しては、プラス0.3%と、これまでのマイナス0.3%から上方 修正した。

IMFは、中南米とカリブ諸国の低水準の債務や柔軟な為替相場 といった政策改善が、同地域を金融危機の悪影響から守るのに役立っ たと指摘。過去の世界的なリセッション(景気後退)の経験を考慮し て試算すると、こうした措置が取られていなかった場合、同地域のG DPはさらに4ポイント押し下げられていた可能性があるとの見方を 示した。また、ブラジルやチリなどの資源輸出国の回復はより迅速で、 景気刺激策を早めに引き揚げる公算が大きいという。

IMFは、「数カ国がまもなく力強い資本流入に直面する公算があ る。ある時点で通貨が上昇し、さらに過熱する可能性もある」とし、 「これが刺激策を取り除く必要性を早めるだろう。金融緩和よりも先 に財政緩和を転換させるための別の根拠だ」と分析した。

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