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財務省:個人向け国債、物価連動・変動債の振り替えで議論

財務省は23日午後、証券会社や 銀行の関係者で構成する国債市場特別参加者(プライマリーディーラ ー)会合を開催し、個人向け国債の今年度販売計画に届かない分や年度 内の発行を取り止める10年物価連動国債と15年変動利付債の合計2.6 兆円程度の振り替え先などについて議論した。同省幹部が会合後の会見 で明らかした。

財務省幹部によると、1年物国庫短期証券(TB)、2年債、5年 債、10年債が振り替え先の中心になる。早い段階で各年限で月1000億 円程度を年度内に増発する見通し。このほか、1年物TB、2年債、5 年債では月2000億円程度の増発が可能だとの意見、流動性供給入札で 30年債の増額も考えられるといった意見が出た。

個人向け販売に関しては、2009年度当初計画で、個人向け国債の 販売を2兆4000億円程度、その他窓口販売を1兆8000億円程度で、合 計4兆2000億円程度を見込んでいた。しかし、低金利を背景に、販売 実績は低迷しており、個人向け国債が1.4兆円程度、その他窓販が1兆 円程度計画を下回っているという。

一方、発行が停止されている物価連動国債、変動利付国債について も、市場の状況を考慮し、年度内の発行を取り止める方針。物価連動債 と変動利付債は当初計画で各3000億円程度を予定していた。

参加者からは、個人向け国債と同時に物価連動債、変動利付債の発 行分の振り替えについても議論した方が良いとの意見が大勢を占めた。

同省は、主要な機関投資家などで構成する国債投資家懇談会(座 長:吉野直行慶大教授)を27日に開催する予定。そこでの議論を踏ま えた上で、詳細を最終的に決定する。

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