米FRB:低金利政策継続論に追い風-9月のインフレ率鈍化で

米連邦準備制度理事会(FRB) では、1930年代以降で最悪のリセッション(景気後退)からの回復 を支援するため長期にわたる低金利政策継続を求める当局者らがイン フレ鈍化を受けて優位に立ちそうだ。

米労働省が15日発表した9月の消費者物価指数(CPI)は前 月比0.2%上昇と、8月の同0.4%上昇を下回る伸びにとどまった。 前年同月比では1.3%低下だった。

最近のFRB高官発言では、インフレ対策を打つまで時間的余裕 が十分にあると考える当局者と、一部の投資家予想よりも早い時期ま たはより積極的な利上げの実施を主張する当局者の意見の隔たりが鮮 明になっている。債券市場の取引からは、今後10年のインフレ予想 は最新統計を上回る見通しが示されている。

米国みずほ証券のチーフエコノミスト、スティーブン・リチュー ト氏は、FRBは「低金利をかなり長い間維持できる」と述べ、「経済 システムには過剰なたるみが積み上がっており、早期に解消されるこ とはないだろう」と指摘。少なくとも2011年半ばまでは利上げを見 送るだろうと予想した。

ブルームバーグ・ニュースが今月1-8日に実施したエコノミス ト調査の予想中央値では、失業率の上昇やインフレ鈍化を背景に当局 は10年7-9月(第3四半期)まで利上げを控えるとの見方が示さ れている。

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