米住宅建設業者:来年の営業損失は5億ドル超に-ムーディーズ

米格付け会社ムーディーズ・イン ベスターズ・サービスは30日、米住宅建設業者の来年の営業損失が5 億ドル(約450億円)余りになるとの見通しを示した。差し押さえ件 数や失業者の増加が住宅価格の一層の下落につながるとみられる。

ムーディーズは住宅建設業界の格付け見通しについて、将来の格 下げの可能性がある「ネガティブ(弱含み)」を少なくともさらに1年 間継続する方針を明らかにした。

商務省が25日発表した8月の新築住宅販売件数は年率42万9000 戸と、ほぼ1年ぶりの高水準に増加した。建設業者は割安な差し押さ え物件に対抗するため、値引きによって販売を伸ばしている。初回住 宅購入者を対象にした8000ドルの税額控除も販売を後押ししている。

ムーディーズによると、こうした販売の改善は一時的なものであ り、建設業者が享受できる利幅も少ないという。

ムーディーズのアナリスト、ジョゼフ・スナイダー氏は「大きな 地雷がすぐそこにあるとみている」と説明。「来年にかけての差し押さ え増加や弱い雇用統計が、住宅価格に強い圧力をかけ続け、価格のさ らなる下落を招く可能性がある」と指摘した。

スナイダー氏はまた、商業用不動産ローン担保証券(CMBS) のデフォルト(債務不履行)の増加も、住宅セクターの新たなマイナ ス要因になり得るとの見通しを示した。

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