欧州債:独10年債が上昇、予想下回るユーロ圏消費者物価受け

欧州債市場では、ドイツ10年 債相場が上昇。欧州連合(EU)統計局が発表した9月のユーロ圏消 費者物価指数が予想を上回る低下となったことを受け、金利据え置き 予想が高まり、買いが優勢になった。四半期ベースでは今年に入り初 めての上昇。

独10年債利回りは5月以来の低水準に押し下げられた。ユーロ 圏消費者物価指数が前年同月から0.3%低下したことに加え、9月ド イツ失業者数の増加や、9月シカゴ購買部協会景況指数が予想外に低 下したことも、国債の買い材料となった。

ソシエテ・ジェネラルの債券ストラテジスト、シアラン・オハガ ン氏は、「インフレリスクはまったく見られず、これが欧州債を下支 えしている」と指摘。「経済成長の弱さに加え、インフレも利上げも 考えにくいことから、利回りは引き続き低水準にとどまると予想され る」と語った。

ロンドン時間午後3時54分現在、10年債利回りは前日比3ベー シスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の3.20%と、5月6日 以来の低水準となった。これにより、四半期ベースでは18bp低下 した。同国債(表面利率3.50%、2017年7月償還)価格は0.23 ポイント下げ102.46。

一方、2年債利回りは前日比1bp上昇の1.26%。四半期ベー スでは10bp低下となった。この結果、2年債との利回り格差(ス プレッド)は195bpとなり、8月21日以降で最小となった。

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