アトランタ連銀総裁:民間需要回復まで刺激策の継続を

米アトランタ連銀のロックハー ト総裁は30日、民間需要が景気回復でより大きな役割を担うように なるまで、米連邦準備制度理事会(FRB)は過去最大規模の刺激策 を継続すべきだとの考えを示した。

同総裁はアラバマ州モービルでの講演で、「包括的な出口戦略が 実行に移されるまでには、まだかなり時間がかかると思う。物価が安 定していると仮定し、FRBの金融政策スタンスの変更を提唱するに は民間セクターの活動が活発になっている証拠がさらに必要だ」と語 った。

FRBは先週開いた連邦公開市場委員会(FOMC)後の声明で、 米国経済は1930年代以降で最も深刻なリセッション(景気後退)か ら「上向いている」と指摘した。

ロックハート総裁は講演後、記者団に対し、刺激策を縮小する前 に「経済が政府の支援なしで自立できることや民間需要の持ち直し、 回復が持続可能なことを示す、さらなる証拠を見たい」と語り、「そ れが具体的にいつごろになるか推測することはできない」とした。

講演では、米国経済は成長が勢いづく兆しを見せているものの、 住宅セクターの軟調さや銀行システムのリスクに直面していると指 摘。これらが中期的な回復の強さに疑問を投げ掛けていると語った。

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