東芝:LEDなど新照明、15年度までに1000億円投入、半分は開発費

半導体国内最大手の東芝は、省エネ 性能の高い発光ダイオード(LED)など新型照明事業急拡大のため、 2009年度から15年度に計1000億円を投じる。うち半分は研究開発費 に、残りは設備投資などに充てる方針だ。

室町正志副社長が30日、新商品発表会で明らかにした。同社は1890 年に日本初の電球を発売、昨年4月には環境機運を背景に、10年をめ どに従来型の白熱電球の製造を中止する方針を表明した。8月の経営方 針発表では、LEDなど新型照明事業の売上高を15年度に3500億円と する目標を示していた。

室町氏によると、LED電球の「元年」である09年度の同事業売 上高は200億円程度の見込み。6年間で17.5倍に増やす計算だ。30日 の配布資料によると東芝は、LEDが国内電球市場に占める比率が09 年度の2%から12年度には21%に上昇すると推定している。

15年度の販売目標3500億円の30%以上は、海外で売り上げる計画。 市場開拓を始めている欧米に加え、中国やインド、ロシアなどでも拡販 を進める。同席した全額出資子会社東芝ライテックの恒川真一社長によ ると、従来型照明の海外販売比率は現在、「3-4%のレベル」にとど まっている。

室町氏はまた、LED自体は自社では製造せず、すべて他社から調 達している実情を明らかにするとともに、将来的には研究開発の加速に より内製化を実現する意向を示した。

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