UBS、7-9月は自社債関連で費用計上へ-業績は日々改善

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スイスの銀行最大手、UBSは、 2009年7-9月(第3四半期)に自社債務関連で特別費用を計上する 見込みだ。ジョン・クライアン最高財務責任者(CFO)がロンドン での投資家向け会議で明らかにした。同CFOはさらに、スプレッド (指標金利との利回り格差)縮小が引き続き利益の重しとなる可能性 があるとの認識を示した。

UBSのウェブサイトに掲載された説明資料によると、クライア ンCFOは「7月だけでもスプレッド縮小が10億スイス・フラン近く の費用につながった」とし、「当行債務のスプレッド縮小が続き、利 益に引き続き悪影響を与える可能性は高い」と説明した。

第2四半期は自社債務関連で12億スイス・フラン(約1040億 円)の費用を計上し、14億スイス・フランの赤字の一因となった。

クライアンCFOはまた、「当行の業績は日を追って徐々に回復 している」とし、「UBSについて過去3、4年にくらべはるかに強 気だ」と述べた。リスク資産の圧縮と資本比率の向上が進んだことを 理由に挙げ、この展開は第3四半期にも続いたと述べた。

転換社債の金利の代わりとしてスイス政府に18億スイス・フラン を支払う合意は中核的自己資本(Tier1)比率を約0.5ポイント 低下させたが、ブラジル部門の売却によってこれを補うとも説明した。 6月末時点の同比率は13.2%だった。

クライアンCFOはまた、投資銀行部門はUBSの今後に向けて 「適切な規模と範囲」になったとし、ウェルスマネジメント部門の預 かり資産減少に歯止めをかけるための「非常に詳細な計画がある」と 表明した。スイスでの事業を拡大する方針も明らかにした。

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