シカゴ市民、モルガンSへの市施設リースで怒り-五輪負担に「ノー」も

シカゴ市民が怒っている。デー リー市長が街のパーキングメーターをモルガン・スタンレーのファン ドにリース(賃貸し)してしまったからだ。

市長の人気はがた落ちとなり、シカゴ・トリビューンとWGNの 世論調査で支持率が過去最低を記録するほどだ。あまりにも市民を怒 らせてしまったので、今後は市の資産のリースや売却で歳入を増やす のが難しくなるかもしれない。

2016年の夏季五輪招致を目指す同市長にとって、これは問題だ。 同市長は五輪を招致しても市民にはいっさい費用負担をかけないと公 約している。公約厳守への圧力はさらに高まりそうだ。組織委員会側 の見積もりでは、五輪開催には48億ドル(約4310億円)がかかる。

非営利の政策監視団体のセンター・フォー・タックス・アンド・ バジェット・アカウンタビリティーの執行役員ラルフ・マータイア氏 は「市のやり方があまりにもまずいので、有権者としては極度に疑心 暗鬼にならざるを得ない」と話す。

市長は過去5年に、市内の数千カ所のパーキングメーターや有料 道路、市所有の車庫などを貸し出し、合計で34億5000万ドルを調 達してきた。これは財政には助けになったが、パーキングメーターの リースは、故障が増えたり駐車料金が4倍に値上げされたりで、市民 の大不興を買っている。

16年五輪の開催地は10月2日にコペンハーゲンで開催される国 際オリンピック委員会(IOC)総会で決まる。

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