クライナーパーキンス、iPhone専門新興企業対象ファンド拡大へ

米ベンチャー・キャピタル(V C)のクライナー・パーキンス・コーフィールド・アンド・バイヤー ズ(KPCB)は、米アップルの携帯電話「iPhone(アイフォ ーン)」向け製品専門の新興企業支援のため、昨年立ち上げた総額1 億ドル(約90億円)の「iファンド」の規模を拡大する計画を明ら かにした。アイフォーンの「驚くべき」人気を理由に挙げている。

KPCB(カリフォルニア州メンロパーク)でiファンドを運 用するマット・マーフィー氏はインタビューで、「携帯端末ではさら なるイノベーション(革新)が起きており、人々はより多様な使い 方をしている」と指摘。ファンドの規模が1億ドル以上に「拡大さ れることは非常に明らかだ」と述べた。

KPCBは、ゲームソフトのエヌジーモコやソーシャル・ネッ トワーク関連ソフトのGOGIIなど、アップルのアイフォーンや 携帯メディアプレーヤー「iPod・Touch(アイポッド・タ ッチ)」向けアプリケーションを開発する6社に対し、すでに5000 万ドルを投資したという。

アップルは28日、同社の「AppStore(アップ・ストア)」 を通じて入手可能なアプリケーションは現在8万5000種類以上で、 ダウンロード件数は累計で20億件を突破したと発表した。

KPCBのマーフィー氏は、アップ・ストア関連で利益獲得を 目指し、iファンドからの資金引き出しに期待する起業志望者は、 他を当たるのが賢明かもしれないと語った。さほど「代わり映えの しない」似たようなアイデアに基づく事業計画が、KPCBには殺 到していると説明。革新的なアイデアの多くはむしろ、シリコンバ レーの企業幹部やアドバイザーらの既存ネットワークを通じてもた らされているという。

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