英RBS:「買収マシン」時代に決別-技術革新などに8600億円投資

英銀ロイヤル・バンク・オブ・ スコットランド・グループ(RBS)のスティーブン・へスター最高 経営責任者(CEO)は29日、向こう5年間でシステム投資および マーケティング費用として60億ポンド(約8600億円)程度を投入 し、「買収マシン」の時代に決別する意向を表明した。

ヘスターCEOは米バンク・オブ・アメリカ(BOA)メリル リンチが主催したロンドンでの会合で、「RBSは買収マシンに仕立 て上げられていた」と述べ、「買収後の相次ぐ事業統合にわずらわさ れた結果、組織として事業を成長させる能力が一部失われた」と説明。 RBSはこれまで「テクノロジー投資が十分でなく」、一元化された システムを持たなかったと述べた。

政府が70%の株式を保有するRBSは一部の海外事業売却を進 めており、昨年英企業として過去最大の損失を出した同行を黒字化す ることを目指している。同行はフレッド・グッドウィン前CEOの下 で、総額1400億ドル(約12兆6000億円)規模の買収を繰り返して いた。

ヘスターCEOは、同行が「企業改革よりも、事業運営と過去 の買収から受け継いだ異なる制度に対応する」のに一段の資金を投じ てきたと指摘した。同CEOはまた、マーケティング関連支出を増や す方針も示した。

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