岩手県大船渡市が避難勧告、1万人余対象に-津波注意報で

岩手県大船渡市は30日、気象庁 による南太平洋の米領サモア諸島沖で発生した地震に伴う津波注意報を 受けて、住民1万648人を対象に避難勧告を発令した。

大船渡市のウェブサイトによると、午前9時に災害警戒本部を設置 するとともに避難勧告を発令。今のところ被害は確認されていない。

1960年5月22日には南米のチリ南部でマグニチュード(M)9.5 と観測史上最大の地震が発生。防災科学技術研究所の資料によると、こ の地震が起きてから23時間後に約1万7000キロ離れた三陸沿岸に高 さ最大8メートルの津波が押し寄せた。日本全国で139人が死亡した。

大船渡市防災室の佐々木義久氏はブルームバーグ・ニュースの電話 取材で、同市では60年の津波で53人が行方不明となり、被害額は80 億円に上ったと説明。同市はそれ以来、津波注意報が発令された場合に は即座に避難勧告を出すようにしているという。

日本時間30日午前2時48分(現地時間29日午前6時48分)ご ろ、南太平洋のサモア諸島付近で深さ30キロでマグニチュード(M)

8.3(推定)の地震が発生。気象庁は午前9時、北海道から沖縄地方ま での太平洋沿岸を中心に津波注意報を出した。

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