PIMCO:株のトータルリターンは5%へ-消費者の節約や貯蓄増で

債券ファンド最大手の米パシフィ ック・インベストメント・マネジメント(PIMCO)の共同最高投 資責任者(CIO)、ビル・グロス氏は、消費者が支出を減らして貯蓄 を増加しているなか、投資家は株式のトータルリターンを年間約5% と見込むべきだと述べた。

グロス氏は29日にブルームバーグラジオのインタビューに答え、 「リターンは名目GDP(国内総生産)に似る」と指摘。「名目GDP は年率ベースの富の伸びだ。新たな標準は2-3%のGDP伸び率と 1-2%の実質成長率だ」との認識を示した。

PIMCO幹部らは政府による規制強化と消費の減少、成長率の 鈍化が世界経済の「新たな標準」の特徴になると指摘している。S& P500種株価指数は2007年までの5年間に平均で13%上昇したが、昨 年はリセッション(景気後退)を受けて37%下落。過去2回の強気相 場では、同指数のトータルリターンは年平均で18.5%だった。

ブルームバーグ・ニュースのエコノミスト調査によると、米商務 省が30日発表する4-6月(第2四半期)の米GDP(確定値)は前 期比年率1.2%減の見込み。先月発表された改定値(同1%減)より も大幅な落ち込みになる見通し。

グロス氏はまた、デフレに対する保険として期間が長めの米国債 をここ数週間で購入したことも明らかにした。同氏は「利回り曲線の 長期ゾーンで著しい平たん化が進んでいる」とし、「これはデフレ懸念 が再燃していることの表れだ」と分析した。

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