三益半導体株が急反落、利益回復鈍さに失望-四半期は大幅営業減益に

ウエハー研磨加工受託の三益半導 体工業株が前日比8.1%安の1242円まで売られ、急反落。世界的な事 業環境の悪化から第1四半期(6-8月)は前年同期比で大幅な営業減 益となり、利益の回復ペースが鈍いとして失望売りが増えた。午前終値 は5.6%安の1276円。

会社側が29日に発表した第1四半期の営業利益は前年同期比で 73%減の6億4500万円となった。合理化や効率化を推進したものの、 売上高が34%減となったことを補いきれなかった。工場に関する減損 損失を1億5800万円程度計上したことから、最終損益は4900万円の 赤字(前年同期は14億4000万円の黒字)。

前期第4四半期(3-5月)の営業損益は4億円超の赤字だったた め、直前四半期からは営業損益は改善した。ただ、前期に比べ減価償却 費の大幅減少や足元の受注回復により、アナリストの間では利益急回復 への期待が根強かったことから、利益水準は期待外れとの指摘もある。

会社側は、期初段階で今通期の業績予想を「未定」としていたが、 今回も「未定」を継続した。同社の八高達郎常務は「足元の生産が持ち 直しているのは事実だが、市場環境の不透明さはまだあり、慎重に対処 した」としている。

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