欧州委:英ロイズに当座預金口座の削減を要求、救済策承認で-関係者

【記者:Jon Menon】

9月30日(ブルームバーグ):欧州連合(EU)の欧州委員会は、 英金融大手ロイズ・バンキング・グループに対して、英政府のロイズ 救済策を欧州委が確実に承認する条件として、約370万件の当座預金 口座を手放すよう要求している。事情に詳しい関係者1人が明らかに した。

この関係者が部外秘を理由に匿名を条件に語ったところでは、ロ イズは、英国の当座預金口座のシェアを現在の30%から25%に減らす よう求められている。約2200万件ある当座預金口座の削減をどのよう な方法で達成するかはなお検討中だが、要求に応じるため、支店や資 産を売却する可能性があり、売却で利益を出すことも狙っている。ロ イズは約3000店舗の支店網を擁する。

関係者はまた、ロイズが50億-70億ポンド(7200億-1兆円) の増資に動く公算があると付け加えた。

国内で最も多くの当座預金口座を提供するロイズは、HBOSを 買収して英住宅金融最大手となった後、170億ポンドの公的救済資金 を受け入れ、英政府が現在43%出資する。ロイズはまた、資産保証ス キーム(APS)を通じて、政府が最大2600億ポンド相当の不良資産 を保証するための協議を行っている。

ロイズの広報担当者は電子メールで配布した文書で、「EU加盟 国の国庫補助の問題について政府および欧州委と緊密に協力してい る」と説明。英財務省当局者は「協議が継続中だ」と述べた。一方、 欧州委のジョナサン・トッド報道官は、欧州委が要求したとされる数 字について、「時期尚早な憶測にすぎない」と発言した。

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