フォスタ電株が高値接近、ヘッドフォン好調で2度目の業績増額好感

スピーカーやヘッドフォンなど音 響機器製品の製造・販売を手掛けるフォスター電機の株価が年初来高値 に接近。モバイル機器の受注が回復し、ヘッドフォンなどの販売が好調 なことを理由に、4-9月期(上期)の業績予想を上方修正した。上方 修正は7月30日に続き2度目で、良好な収益環境が評価されている。

株価は一時前日比11%高の1912円を付け、8月31日に記録した 年初来高値(1983円)に迫った。日中の上昇率としては8月3日の 12%以来、約2カ月ぶりの大きさ。

同社が29日に発表した新しい上期の連結純利益予想は前年同期比 28%増の22億円。従来計画は18億円だった。モバイル機器や薄型テ レビ関連製品の販売が好調で、前回の修正後もヘッドフォンやテレビ用 のスピーカーの販売は好調に推移したため、「上期業績を保守的に見積 もり過ぎていたようだ」と株式・法務部の杉原茂部長は話した。

2010年3月期の業績予想は、今後の動向を踏まえ11月に予定し ている第2四半期決算発表時にあらためて開示する。会社側が5月に発 表した連結純利益予想は前期比6%増の18億円。上期だけでこれを超 過したことになる。

カブドットコム証券・営業本部投資情報室の河合達憲マーケット ストラテジストは、「上期業績は予想以上の伸びで、ポジティブサプラ イズ」と指摘。予想PER(株価収益率)が18倍と東証1部の平均38 倍を下回り、「株価の割安感が強いことも上昇要因」と見ている。

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