ガイシ株が8カ月ぶりの上昇率、業績予想の増額は「予想外」との見方

ガイシ世界首位の日本ガイシ株が 急伸し、8カ月ぶりの上昇率を記録した。インセンティブ導入による自 動車販売の増加が追い風となり、自動車用排ガス浄化用触媒担体の数量 が拡大、今期(2010年3月期)の利益は従来予想を上回る見通しだ。 増額修正は予想外だったとの見方から、買いが優勢となっている。

株価は一時前日比8.6%高の2075円と急反発し、上昇率は1月27 日(14%)以来。

会社側が29日に発表した業績予想修正によると、今期の連結営業 利益は前期比48%減の170億円になる見通し。従来予想は同54%減の 150 億円で、13%の上振れとなる。自動車関連やエレクトロニクス関 連製品の回復傾向が寄与する。

ゴールドマン・サックス証券の高山大樹アナリストは投資家向けメ モで、「8月中盤時点に取材を通じて、むしろ業績下方修正リスクがあ るとの認識であり、上方への修正はサプライズ」と指摘した。これまで の投資スタンスは中期仕込みとの基本姿勢にあったが、今回の業績修正 によって「投資行動を取りやすくなった」と強調。投資判断「買い」、 目標株価2200円を確認した。

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