トヨタ:米で自社最大のリコールへ-約380万台対象(Update3)

トヨタ自動車は米国で同社として 最大規模となるリコール(回収・無償修理)を計画している。米国で最 も売れている乗用車「カムリ」や高級車「レクサス」ブランドの一部車 種などで運転席のフロアマットがアクセルペダルの操作に支障を来す恐 れがあるためと説明している。

米運輸省は29日の発表資料で、フロアマットを他のマットに交換 するのも勧められないとしている。トヨタによれば、この問題は「極め て深刻」であり、約380万台が影響を受ける。

トヨタの広報担当、加賀悠太氏によると、問題となっているフロア マットは米国でのみ流通しているものとしながらも、「事故原因が特定 できないので、日本を含め他地域でも問題がないか調査中」としている。

トヨタは米国でアクセルペダルが支障を来したことが原因とされる 高速道路での「レクサス」の衝突事故で4人が死亡したことを受け、2 週間前に米ディーラーに対し、フロアマットの設置を点検するよう指示 した。米国での販売が今年に入って29%と過去最大の落ち込みに見舞 われているトヨタにとって、リコールはさらなる打撃となる恐れがある。

トヨタの米国販売部門でグループバイスプレジデントを務めるア ービング・ミラー氏は29日、記者との電話会議で「トヨタはこれを極 めて深刻な問題と受け止めており、トヨタとレクサスの特定車種につい て近く安全キャンペーンを開始する」と述べた。

米運輸省・道路交通安全局(NHTSA)は、トヨタが正式なリコ ール(回収・無償修理)を計画していることを明らかにした。

トヨタのADRは1.6%安

トヨタの米国預託証券(ADR)の29日終値は前日比1.31ドル (1.6%)安の79.32ドル。年初来では21%上げている。

ラフード米運輸長官は「意図しない加速につながり得るマットなど の障害物を取り除くことを、これらの車の所有者に強く求める」と述べ た。

この日の勧告の対象車種はトヨタの2007-10年型「カムリ」セダ ン、05-10年型「アバロン」セダン、04-09年型「プリウス」ハイブ リッド、05-10年型「タコマ」ピックアップ、07-10年型「タンド ラ」ピックアップ、レクサスの07-10年型「ES350」、06-10年型の 「IS250」と「IS350」セダン。

トヨタは2007年に同様の欠陥で「カムリ」とレクサス「ES 350」計5万5000台を米国でリコールした。これまでトヨタによる米 国内での最大のリコールは、ステアリング関連の不具合が原因となった 05年の97万8000台。

--共同取材:井上加恵、小松哲也 Editors: Joe Richter, Larry Liebert

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