三住海上、あいおい、ニッセイ同和:統合で500億円コスト削減

三井住友海上グループホールディン グス、あいおい損害保険、ニッセイ同和損害保険の3社は30日午後、来 春の経営統合で最終合意したと発表した。統合比率は三井住友海上1に 対し、あいおい0.19、ニッセイ同和0.191とする。数年後に年間500億 円規模の統合効果を見込むなど、収益力や競争力の向上を目指す。

発表によると、まず2010年4月に現在の三住海上GHを核に持ち株 会社「MS&ADインシュアランスグループホールディングス」を新設 し今の3社が傘下に入る。同年10月にはあいおいとニッセイ同和が合併 する。最高経営責任者(CEO)には江頭敏明三住海上GH社長(60) が就任する。取締役は、社外からの4人を含め13人とする予定。

日銀本店で会見した江頭氏は、「3メガ損保体制になり競争はます ます激化する。1日も早く筋肉質にしたい」と強調。「最優先はアジア で次は米国よりは欧州だ」と海外事業の強化に言及した。持ち株会社の 本社は東京都中央区に置き、江頭三住海上GH社長、児玉正之あいおい 社長、立山一郎ニッセイ同和社長が代表取締役に就任する予定。

システム開発・運営、営業・サービス拠点の統合、人件費の削減な どを含めた合計で5-6年後には年間(09年3月期比)500億円程度の コスト圧縮効果を見込んでいる。「あいおいニッセイ同和」の新社名と なる2社の合併はシステム統合に時間を要することなどから当初計画か ら半年延期した。

マッコーリー証券アナリストのマック・サルマン氏は「本来の統合 効果はシステム、オペレーション、営業部隊の完全合併後にもたらされ る。今後の大きな課題になるだろう」と指摘。一方で、今回の統合は海 外での業容拡大に寄与するとの見方を示した。

3社の正味収入保険料(09年3月末時点)は、2兆5900億円と東京 海上グループの2兆1300億円を上回る。損保業界は、来年4月に損害保 険ジャパンと日本興亜損害保険が統合し誕生するNKSJホールディン グス(同1兆9700億円)と合わせて3メガ時代を迎える。

-- Editor: Kazu Hirano Takashi Ueno

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