新興市場債への資金流入、10年に倍増も-JPモルガン・チェース

米JPモルガン・チェースによ ると、新興市場債券への資金流入額は2010年に倍増する可能性があ る。「力強い経済回復」が高利回りを求める投資家を引き付けること を理由に挙げている。

JPモルガンのジョイス・チャン氏(ニューヨーク在勤)率いる アナリストらは顧客向けリポートで、新興市場債への資金流入額が 09年に150億ドル(約1兆3550億円)、10年には倍増するとの見 通しを示した。また、新興市場の09年のドル建て国債・社債の発行 額は1650億ドルに達する可能性があるとしている。

アナリストらはリポートで、「新興市場国での力強い回復は、よ り基盤の堅固なものとなり、現在はアジア地域の新興市場以外にも拡 大している」と指摘し、オイルマネーや日本の貯蓄、アジアの外貨準 備、米国の年金ファンドなど、07年終盤に新興市場への資金流入を けん引したのと同じ要因が戻ってきていると説明した。

JPモルガンによれば、途上国の経済成長率は09年予想の

0.8%から10年に5.9%への加速が見込まれる。アジア諸国は10 年に7.2%、中南米は4.5%の成長が予想されるという。同社はアル ゼンチンとベネズエラ、ロシアの債券を推奨した。

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