9月ユーロ圏消費者物価:0.3%低下-予想上回る落ち込み

欧州連合(EU)統計局(ユーロ スタット)が30日発表した9月のユーロ圏消費者物価指数(速報値) は、前年同月比0.3%低下となった。失業増加に伴う需要圧迫に加え 石油価格下落で、エコノミスト予想を上回る落ち込みとなった。

ブルームバーグ・ニュースがまとめたエコノミスト29人の予想中 央値では0.2%低下と、8月と同じ低下率と見込まれていた。インフ レ率はこれで4カ月連続でマイナスとなった。

世界的なリセッション(景気後退)が深刻化するなか、原油相場 は過去1年で33%下落した。ユーロ圏の2大経済大国であるドイツと フランスがプラス成長に復帰するなど、経済危機の最悪期が過ぎた兆 候が増えつつある。だが、欧州連合(EU)の欧州委員会が29日発表 した報告によれば、欧州の消費者は物価がさらに低下すると見込んで いる。

INGグループのエコノミスト、マルティン・ファンフリート氏 (アムステルダム在勤)は、「企業が市場シェア獲得での競争を続ける なか、コアインフレ率が一段と低下し、インフレは引き続き抑制され る公算が大きい」との見方を示し、こうした流れが欧州中央銀行(E CB)に「金融の刺激策を引き揚げ始めるまでに十分な時間を与える」 と語った。

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