JPモルガン:投資銀行トップにステーリー氏-ウィンターズ氏退社

米銀JPモルガン・チェースは 29日、投資銀行部門の人事刷新を発表した。同部門の共同最高経営 責任者(CEO)のビル・ウィンターズ氏(48)が直ちに退社、後任 に資産運用部門責任者のジェス・ステーリー氏(52)を指名した。ウ ィンターズ氏の退社は意外感をもって迎えられた。

発表によると、ウィンターズ氏とともに投資銀行部門を率いてい たもう1人の共同CEO、スティーブ・ブラック氏は、同部門の執行 会長となる。ステーリー氏の後任にはプライベートバンク部門責任者 のメアリー・キャラハン・アードス氏が就く。

JPモルガンは米銀大手6行中で唯一、四半期赤字を出さずに信 用危機を乗り切ってきた。元JPモルガンのバンカーで同行に買収さ れたベアー・スターンズについての著書のあるウィリアム・コーハン 氏は「ウィンターズ氏の退社は大きな驚きだ。同氏は非常に高い評価 を得ている」と述べた。

ウィンターズ氏はJPモルガンに在籍25年以上のベテランで、 04年からブラック氏とともに投資銀行部門共同CEOを務めていた。

ステーリー氏は1979年にJPモルガンに加わり20年間、投資 銀行畑を歩んだ後、01年に資産運用部門に移った。決定について説 明を受けた関係者は匿名を条件に、ステーリー氏の起用は取締役会が 同氏をジェイミー・ダイモン会長兼CEOの後継候補として最有力視 していることを示唆していると述べた。同関係者によると、ダイモン 氏は少なくとも今後5年は続投する見込み。

ダイモンCEOは発表資料で、「信用危機の大半が過ぎ景気が回 復しつつある今は、権限継承のプロセスを開始するのに適切な時期 だ」と説明している。

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