外国人、個人いずれも買い越し、個人買越額1286億円-9月3週需給

東京証券取引所が29日に発表し た9月第3週(14-18日)の投資部門別売買動向によると、東京、大 阪、名古屋3市場の1・2部合計で、外国人、個人投資家はいずれも買 い越した。買越額は外国人が887億円で3週ぶり、個人は1286 億円 で2週ぶりの買い越しとなった。

第3週の日経平均株価は、前の週末比73円79銭(0.7%)安の1 万370円54銭で終了。自己資本規制の強化観測などを受け、銀行や証 券、その他金融などが売られた。

東海東京証券の鈴木誠一マーケットアナリストは、「個人と外国人 がともに買い越しとなっているのは珍しい。個人は金融株などの押し目 を買いにいった」と指摘。外国人については、「寄り前の外資系経由の 売買動向は売り越しが続いていたことなどから、先物に伴う裁定買いで はないか」と見ていた。

時価総額ウエートの大きい銀行などの下落で、日経平均株価をTO PIXで割って算出するNT倍率は17日の取引で11.1倍と、2000年 8月以来の高水準に達していた。この日公表されている先物の主体別動 向を見ると、外国人は日経平均先物を828億円買い越し、TOPIX 先物を786億円売り越した。

このほかの買い越し主体は、事業法人(154億円)が2週ぶり、そ の他法人(22億9000万円)が19週連続。

売り越し主体では、信託銀行(2129億円)が8週連続、生保・損 保(242億円)が10週連続、都銀・地銀等(71億円)が2週連続のそ れぞれ売り越し。9月中間期末を前にした金融機関の売り圧力の高まり をうかがわせた。その他金融(35 億7000万円)は9週連続。証券自 己(242億円)、投資信託(40億円)は2週ぶりの売り越しだった。

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