豪住宅価格は急激過ぎる上昇も、低所得者に痛手-RBAリチャーズ氏

オーストラリア準備銀行(RBA、 中央銀行)の経済分析責任者、アンソニー・リチャーズ氏は29日、 同国の住宅価格が急激に上昇し、購入や賃貸を希望する低所得世帯を 苦しめる可能性があるとの見方を示した。

リチャーズ氏はシドニーで開かれた住宅関連の会合で、「将来のリ スクは、国内住宅価格が好ましくないほど力強く上昇することだ」と 指摘し、「それが広く共有された幾つかの懸念につながっている」と述 べた。

豪州の今年4-6月(第2四半期)の住宅価格は、前期比4.2% 上昇と、5四半期ぶりにプラスとなった。半世紀ぶりの低金利と、初 めての住宅購入者に対する政府の助成金が購入を促した。

リチャーズ氏は、他国で見られたような不動産価格の大幅下落を 豪州が回避したことは「ますますはっきりした」と説明。「一部諸国で の価格下落に伴うマクロ経済上の困難を考えれば、これは良いことだ」 としながらも、「住宅価格の上昇時には、低所得世帯の犠牲の下で所得 のより高い世帯が恩恵を受ける傾向がある」と指摘し、社会的な側面 からも住宅価格の非常に力強い上昇は望まれていないと述べた。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE