ボルカー元FRB議長:中国の台頭、米の相対的地位低下を浮き彫り

ボルカー元米連邦準備制度理事会 (FRB)議長は28日、中国や他の新興市場国の興隆について、経済 と知的分野における米国のリーダーシップの相対的な低下を浮き彫り にしているとの見解を示した。

オバマ政権の経済回復諮問会議の議長を務めるボルカー氏は、ニ ューヨーク市内で収録されたPBSテレビのチャーリー・ローズ氏と のインタビューで、「そうした状況にどのように順応すればよいか分 からない」と話し、「3-4兆ドルもの国債の引き受けを依存しなが ら、われわれが何をしても、これらの諸国がそれに対して受け身の傍 観者でいると考えることはできない」と語った。

ボルカー氏はまた、住宅ローンや消費者ローンのデフォルト(債 務不履行)が広がる中で、9.7%に達する失業率がリセッション(景気 後退)からの景気回復ペースを失速させると予想。さらに、商業不動 産融資に絡んで金融機関にさらに損失が発生する公算が大きいと指摘 した。

同氏はその上で、「現在の景気回復ペースは鈍化するだろう。消 費と住宅市場を再度てこ入れすることはとてもできない」と付け加え た。

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