菅国家戦略相:為替は安定推移望ましい、景気への影響注視

菅直人国家戦略担当相は29日午前 の閣議後会見で、前日に一時1ドル=88円台まで円高が進んだ外国為 替相場について「できるだけ安定的な推移が望ましいと思う」とする 一方、少し安定してきたとの見方も示した。

急激な円高が実体経済に及ぼす影響については「輸出を中心とす る企業にとっては厳しい。逆に輸入の多い分野ではある種の負担の軽 減もある」と指摘した上で、「景気に対する影響もしっかりみていかな ければならない」と強調した。

総務省が同日発表した8月の全国の消費者物価指数(除く生鮮食 品)は前年同月比2.4%低下と下落率が4カ月連続で過去最大を更新 した。菅担当相は物価動向について「これがさらに持続的に下落する のか、この辺りで止まるのか、これも十分に注意深くみていかなけれ ばならない」と述べ、仮に下落が継続すれば「デフレに逆戻りする懸 念もあるので、そういう警戒心を持ちながら今後の動向を注視してい きたい」と語った。

また、同日の閣議で決定した2010年度予算編成の基本方針につい て、鳩山由紀夫首相が閣議の席上、予算要求する中身について各大臣 に厳しく精査することを指示したことを紹介した上で、「野放図に要求 が膨らむことはないだろう」との見解を示した。

一方で、「景気はまだまだ予断を許さない」との認識を示し、「景 気刺激的なスタンスはまだまだ必要だ」と述べた。ただ、第2次補正 予算の編成については明言を避けた。

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