豪10年国債に投資妙味、欧米中銀に先んじて年内利上げも-ロベコ

オランダのロベコ・グループ(運 用資産1800億ドル=約16兆円)は、10年物のオーストラリア国債を 購入し、2年債を売却している。景気の回復で利上げに転じる主要中 央銀行の第一陣に豪準備銀行(RBA)が加わるとみているためだ。

ロッテルダムに本拠を置く同社の金利担当責任者コメル・ファン トリト氏は、RBAがインフレ防止で欧米の中銀に先んじて政策金利 を引き上げると予想。このため、2年債と10年債の利回り格差が直近 の0.99ポイントを下回るとみている。ロベコはまた、景気悪化で国債 増発の可能性が高まるとの見方から、スペイン国債を敬遠していると いう。

国債240億ドル相当を運用するファントリト氏は「ほぼすべての 中銀が政策金利を極めて低い水準まで引き下げたが、向こう数カ月で 各国間の格差が広がるとみている。このため、国債市場は最もおもし ろい」と発言。「オーストラリアが年内にも利上げする公算は極めて 大きい」との見方を示した。

RBAは政策金利の翌日物オフィシャル・キャッシュレートを昨 年9月から今年4月までの間に過去最大の4.25ポイント引き下げ、 3%とした。ブルームバーグ・ニュースがまとめたアナリスト13人の 予想平均によると、政策金利は年内に3.25%に引き上げられる見込み だ。ブルームバーグのデータによると、アナリストらは米国の利上げ の時期を来年4-6月、欧州中央銀行(ECB)については来年10- 12月になってからとみている。

10年物の豪国債は今月、1月以降で初めて米国債のリターンを上 回り、投資家の運用成績はプラス1.3%となった。米国債は0.6%にと どまった。

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