OSG株が続落、生産回復力鈍く通期売上高を減額-9カ月累計赤字

切削工具大手のオーエスジー株 が一時は3%安の905円と3日続落。28日公表の9カ月累計連結決 算は24億円の赤字だった上、自動車産業やIT業界の生産回復ピッ チが想定より遅く、通期売上高計画の減額修正を強いられた。業況の 厳しさを嫌気した売りが先行し、均衡表の抵抗帯上限での攻防となっ ている。

9カ月累計(2008年12月-09年8月)決算によると、連結売 上高は前年同期比45%減の393億円、営業損益は19億円の赤字だ った。受注減や円高で、海外売上高が同41%減の198億円に落ち込 んだほか、日本事業の営業損益も34 億円の赤字となった。会社側は 国内外の需要が低迷しているとして、通期(2009年11月期)の連 結売上高予想を540億円から520億円に3.7%引き下げた。前期は 970億円。

野村証券の山岡久紘アナリストは、「売上高の回復力が弱くネガ ティブな印象を持つが、固定費削減は会社側の想定より進んでいるも ようでポジティブ」と指摘、投資判断「2(中立)」を維持する意向 だ。株価について山岡氏は、「当面は900円を挟んだ展開が続く」 とみている。

ブルームバーグ・データにあるアナリスト5人の今通期営業損失 予想の平均値31億6000万円。会社側が28日に据え置いた34億円 の赤字に比べると、損失額が小さくなるとみる向きが多い。

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